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2015/07/31

台付シャワー水栓(デッキタイプ)交換時の部材選定方法

水栓金具の交換自体はそんなに難しい作業ではありません。

ただ、大事なのは新しい水栓の選定です。
売っているシャワー水栓はたくさん有りますが、どのシャワー水栓が「取付可能かどうか」がとても大事になってきます。

 「取付可能かどうか」
  ⇒ 新しく買っても取付できなければ何の意味もありません。
    特に台付(デッキタイプ)は確認点が多いです。
     1.ハンドル/蛇口/水栓と壁面の位置
     2.既存品の蛇口長さの確認、新しい蛇口の最長~最短長さを確認
     3.ポップアップ/ゴム栓かどうか
     4.シャワーフックの2本ビスピッチ(15ミリ~25ミリ)
     5.給水/給湯配管
     6.止水栓

今回の水栓についていうとこうなります。
 1.ハンドル/蛇口/水栓と壁面の位置
 2.既存品の蛇口長さの確認、新しい蛇口の最長~最短長さを確認
水栓の各部寸法を確認
⇒湯水ハンドルピッチ 85ミリ / 湯ハンドルの左側60ミリにホース接続部 / 壁面まで60ミリ
  蛇口首長さ 上首175ミリ / 最長220ミリ~最短150ミリ
   
   ※ハンドル・蛇口の位置は必ず芯~芯で測る
   ※水栓と壁面の位置はシャワーホースのエルボが入るかどうか。一番狭い箇所を測る
   ※蛇口の長さはバスタブまで届くか、洗面台を使用しやすいか確認


 3.ポップアップ/ゴム栓かどうか
  ⇒ これはゴム栓です。
    ポップアップの場合、追加で部材が必要になります。

 4.シャワーフックの2本ビスのピッチ
  ⇒ 25ミリ
シャワーフックのビスピッチ確認
※後継品の2本ビスのピッチが違う場合は交換時に追加で穴あけが必要。
    更に、既存の穴をコーキングなどで埋める必要有
    通常は20ミリの商品が多いです。

 
 5.給水/給湯配管
  ⇒ 銅管使用。こちらもフレキ管に交換します。大まかな長さは計測
給水/給湯配管の確認
6.止水栓は部屋外のパイプシャフト内で確認。
   作業の際は必ず止水して作業します。


この結果、選定した部材は
 KVK KF13GEC(メーカーHP内リンク)

 探し方は、既存品がMYM 
  ⇒ KVKに吸収合併されているから、KVKのラインナップを調べる。
 
 湯水ハンドルの芯芯キョリ85㎜+蛇口の長さで調べる
  ⇒ 芯芯キョリ85㎜+蛇口の長さ190ミリ

 更に追加で、13ミリフレキ管×2本(給水/給湯用)を準備します。


水栓やウォッシュレットは基本的にはメーカーは後継品番を出しています。
ですので、基本は同じメーカーの後継品番を調べるのが早いです。



株式会社アイズでは水栓交換以外にも水廻り工事を承っております。
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